孤独が不幸で辛い、寂しいというのは嘘?孤独を和らげる方法とは?

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コロナ禍で人に会いにくくなって、孤独を感じている人は増えているみたいですね。

 

孤独を感じている人は健康へのリスクも高いと言われていて、喫煙よりも体に悪いなんてデータもあるようです。

 

孤独に関しては、寂しい、辛い、苦しい、恐ろしい、不安、惨め、不幸というイメージを持っている人が多いと思いますが、それが本当にそうなのか?って考えたことはありますか?

 

孤独について、考えるために、
↓の本を読んでみました。

この本はなかなかおもしろかったです。孤独とはなんなのか?ってことを考えるいいきっかけになる本でした。

 

ざっくりと解説すると、孤独とはそんな悪いものではなく、自分の時間を持てるなど「価値があるもの」であるというようなことが書かれています。

 

孤独のマイナスなものではなく、人生を豊かにするものとして、捉え直しているといいうことで、孤独に関する考え方がけっこう変わる本だと思います。

 

孤独がここまで、ネガティブに悪いものとして現代の人が思っている理由としては、マスコミや大企業による影響が大きいのではないかと書かれています。

 

マスコミや企業は、「孤独には価値がある」という孤独に対して、ポジティブな価値観を多くの人に持たれてしまうと、営利活動がしにくくなるということがあります。

 

「家にこもって一人の時間を大切にしましょう」って主張したら経済がまわりませんしね。それよりも、SNSで多くの人とつながって、承認を得ることが幸福になりますと主張して、その価値観を刷り込むことが利益につながるといえます。

 

こういう背景があって、つながることは幸福、一人でいることは不幸みたいに思い込まされているのではないかということです。

 

絆とか人との関わりは大事ですが、それでも、いまのような絆とかつながりを過大評価しすぎる現状は、孤独を過度に恐れさせ、精神を病ませる要因となってしまっているのではないでしょうか。

 

孤独を和らげるには、孤独というのは、そんなに悪いものではない、という感じで認識を変えるのがいいのではないでしょうか。

 

マスコミや企業によって、過度に恐ろしいものというイメージを植え付けられたものなので、そういう状況を理解した上で、その洗脳から脱却するのが大事になるということですね。

 

その上で、孤独を楽しんだり、ポジティブなものとして捉えることで、孤独による苦痛というのは、改善されていくのでは。

 

そういった感じのことが書かれている本となります。

 

2014年の出版ということで、コロナの前の本ですが、いまのコロナ禍での孤独に関しても役立つ考え方かなと思います。

 

新書で180Pくらいの読みやすい本なので、孤独がきついという方はこの本を読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

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