時間効率を重視するタイパ(タイムパフォーマンス)については、ネット上でもいろいろ意見が別れているようですね。
Z世代は重要している人が多いそうですが、上の世代の人はあんまり快く思っていない人もいるようです。
実際のところ、タイパにデメリットがあるのではと指摘する人もいるようです。
今回は、タイパのデメリットなどについて調べてみました。
タイパのデメリットとは?
タイパのデメリットとしては、短絡的に考えやすくなるリスクがあるのではないでしょうか。
タイパによって早く結果を求めるということは、プロセスよりも結果を重視するということになりますので、短慮になりやすくなるリスクもあると思います。
ビジネスとかでは熟慮が必要になるときがありますが、タイパに慣れていて、すぐに結果を求めることになれてしまうと、じっくり考えることができなくなる可能性もありそうですね。
あとはプロセスを楽しめにくくなるので、これもデメリットといえますね。
無駄なことに、思考の暇があったりしますが、タイパで時間効率ばかり優先してしまうと、思考が硬直しやすいというのもあるかもしれませんね。
タイパで短い時間しか集中できなくなることで、辛抱弱い性格になってしまったり、せっかちと思われてしまうデメリットもあるのではないでしょうか。
集中できる時間が短くなることで、長文が読めなくなったりしているということもあるようですし、タイパを重視しすぎることによる学力の低下というのもあるのかもしれませんね。
脳科学者の茂木さんもタイパに対しては否定的なようです。
ある程度、ゆっくりインプットしないと、連想とかひらめきとか発想みたいなのが働かないのではないかということらしいです。
映画とかも、倍速視聴を前提に作られていないので、間とか空気感も伝わりにくいというのもありそうですね。
タイパによって大量にインプットしても、アウトプットしないと脳の機能が高まらないともいえそうですし、情報過多で疲労しやすいというのもあるかもしれませんね。
なんでもかんでもタイパ、タイパというのは、デメリットが多そうですね。
タイパは意味ない?
タイパをすることによって時間に余裕ができれば意味はあると思いますが、タイパのためのタイパみたいになっている人もいて、そういうのは意味がないのではないでしょうか。
倍速視聴して、空いた時間でさらに倍速視聴したり、tiktokみたいなショート動画であんまり有意義とは思えない動画を見続けていたりしたら意味ないと思いますね。
目標とかやりたいことがあって、タイパを重視するのはいいかもしれませんが、そうでなく、娯楽を大量に消費していくためのタイパ優先というのであればあんまり意味ないかもしれませんね。
タイパを続けるとどうなる?
タイパという言葉が生まれてそんなに時間が経っていないのでどうなるか分かりませんが、短絡的になりやすくなってしまうかもしれませんね。
時間を使い、計画を立てて、体験をするというのが人間を成長させると思いますが、タイパ重視だと、そういうのも無駄と感じやすくなってしまうと思います。
落合陽一さんと東浩紀さんの対談動画があり、そこでタイパについて、「体験を求めてるのに情報を与えられている」と言っていました。
体験のために時間をゆっくり使って、非合理なことをするのも重要だと言えますので、あんまりタイパにこだわりすぎないほうがいいかもしれませんね。
タイパ重視のコンテンツの消費は受動的なものになりやすいですし、そういう点を気をつけた上で、タイパを活用するのはいいのではないでしょうか。
タイパばかりに注目して、体験をおろそかにしてしまうと、あんまり良くないみたいなので、その点は気をつけて、タイパが悪いと言われることも取り入れていくといいかもしれませんね。
要はバランスだと思いますので、あんまり偏った考えにならないようにするのがよさそうですね。
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