U-NEXTで映画「パッセンジャー」を見ました!
けっこうレビューが良くて、期待しながら見たのですが、期待通りの作品でした。
今回は、このパッセンジャーを見て気になったところをいろいろ調べてみました。
※ネタバレ含んでいますので、嫌な方はお引取りくださいm(_ _)m
【映画考察】パッセンジャー|ラストは原作と違う?
原作ではないようですが、オリジナルの脚本というのがあって、それが本編映画とはけっこう違っているようです。
オリジナル脚本は、4,997人が眠る冬眠ポッドが宇宙空間に放出されてしまい、乗客、乗員全員が死んでしまうというかなり悲惨な展開だったようです。
ジムによって強制的に起こされたオーロラは、起こされなかったら自分も死んでいたということで、二人で宇宙船に乗って暮らしていくというものだったようです。
そして、宇宙船内に乗客の遺伝子バンクがあり、その乗客らの精子と卵子で、人工授精して、人類を増やしていくという話だったみたいです。
このオリジナル脚本が改変された理由は不明ですが、乗客乗員が全員死んでしまうというのが残酷すぎるということで、観客に受け入れられないと判断したからかもしれませんね。
アメリカ人は、映画に娯楽性とか求めていて、胸糞悪い展開だと、興行収入に響くということで、変えた可能性が高そうですね。
眠っている間に宇宙に放り出されて死ぬって、考えただけで怖すぎますし、映画のラストのほうが良かったと思いますね^^;
【映画考察】パッセンジャー|二人の間に子供がいた?
ジムとオーロラの間に子供がいたのか、というのはちょっと気になるところですね。
ポットにいる乗客の職業当てクイズをしていたときに「助産師」がいて、子供を産むことに対してまんざらでもないという雰囲気もありましたし、出産して子育てしていたという可能性もありそうですね。
まあでも孤独な宇宙空間で子供を生んで育てるということについて、子供の人生を考えたら葛藤とかもあったでしょうし、二人だけで、過ごしたというラストが一番キレイな感じなのかもしれませんね。
ちなみに、ジムがオーロラを起こしたという罪に対して、罰がないということで、この映画のラストについても否定的な人もいるようです。
個人的には目の前に起こせる人がいるのに、数十年も一人で居続けるのは地獄だと思いますし、しょうがないかなという気もしますね。
「ひどい話だが、溺れる者は藁をもつかむのだ」と船長も言っていましたし、ジムもなんの落ち度もなく冬眠から覚まされてしまった被害者でもありますから、あまり責められないというのもありますね。
そのあたりの心情も汲んだ上で、オーロラは自分だけ冬眠することを選ばずに二人で暮らすことを決意したというのもあるんでしょうね。
そういう意味では、ラストはハッピーエンドということで良かったのではないでしょうか。
【映画考察】パッセンジャー|バーテンダーが秘密を話した理由は?
バーテンダーがオーロラに秘密を暴露してしまったことで二人の関係がこじれてしまいますが、なぜ話したのかちょっと気になりました。
これについては、直前に、二人の間に「秘密はない」という話をしていて、それをきいたバーテンダーが話してもいいと判断したのではないかと言われているようです。
このあたりがAIとかアンドロイドの怖さですね^^;
人間の機微とか曖昧さ、感情みたいなのを読み取れないので、こういうトラブルっていうのは、AIが普及するといろいろ問題になりそうですね。
結果的に、バーテンダーによってバラされてしまいましたが、ジムとしてはいつか話さないといけないと葛藤していたと思いますし、秘密が明らかになったことによって苦悩が和らいだ部分もあったのかもしれませんね。
この映画は人間の葛藤とか苦悩とか心理面、倫理面みたいなのが丁寧に描かれているところもいいところですね。
見る人によっても考え方とか違いますし、観客同士で、登場人物の行動を議論したりできるのも面白いところなんじゃないでしょうか。
ということで、映画「パッセンジャー」の考察と感想でした。面白いし、考えさせられる映画でかなり良かったです^ー^b
クリス・プラットとジェニファー・ローレンスも良かったし、私は吹き替え見たんですが、水樹奈々さんの声や演技も良かったです。
個人的には大満足の作品でした!ブルーレイは映像特典とかあるみたいですし、機会があればこちらも見てみたいと思いました^ー^b
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